優勝するためにすべきこと

 シングルスの草トーで、2試合連続して3位になった。4ー6、5ー6など、もう一歩で勝てる試合を落としている。しかも、詰めの場面でサービスゲームを落として逆転負けしている。

 私のファーストサーブ速度はおよそ165〜170km/hなので、現在出場しているクラスでは、ファーストサーブが入れば、ゲームキープできる確率が高い。実際、ファーストサーブの確率が7割あれば、多少球速を落としても、負けた記憶がない。

 しかし、今年は、5ー4や5ー5からのサービスゲームで、ファーストサーブが入らずに負けている。前回は、感覚的に完全に入っているサーブがことごとくネットにかかった。振り返ると、プレッシャーと力み、更に、筋肉疲労の蓄積などの原因が考えられる。この現象を克服できれば、壁を突破できる可能性が高い。

 シーズンが進み、我ながら不要なミスが減り、内容的に展開有利な試合ができるようになってきた。現在のクラスなら十分に優勝してもおかしくないほど、仕上がってきている。

 しかし、勝てていないのが現実なので、何かが不足している。その原因を分析する。


ーーーサービスキープーーー

 ポイントが欲しい場面で、8割以上のパワーで打つサーブの確率を上げたい。フラットサーブである必要はない。リターンが甘くなれば、積極的にコート内に入り、ウィナーを狙う。これをミスするなら実力不足だ。しかし、今のところ、この展開になれば一定の確率で仕留めることができている。

 相手の苦手なサイドに威力のあるサーブを5割以上の確率で打てれば、無理にサーブからの3球目までに決めなくても良い。展開有利から余裕を持ってウィナーを狙えている。

 前回は、感覚的に入っているサーブがことごとくネットにかかった。しかし、おかしい、入っているはずだと、修正せずに、結局同じミスを連発した。痺れる場面でセカンド勝負を続けると、メンタルが厳しくなる。それが、最大の敗因だ。

 ゲーム中に感覚を変えて修正するには勇気が必要だ。しかし、同じミスが続いた段階で、修正すべきだ。それをせずにセミファイナルの負けが2大会続いた。次回はゲーム途中でも勇気を持って修正したい。


ーーーー良いボールを100%打ち続ける必要はないーーーー

 ラリーの膠着状態を自分から展開しなかったことも反省点だ。ロブの打ち合いになった場面、双方ともフォアハンドで強打できる力を持っている。しかし、スピンの効いたロブを強打するのは難しい。また、ポジションを下げて打点を下げ、通常のストロークに戻して浅くなれば、相手の攻撃をくらう。双方ともスピンをかけて中ロブの展開が続いた。

 この場面、どこかで打ち抜く勇気が必要だ。相手の中ロブが浅くなった場面でも、互いのフォアハンドの威力を知っているので、中々、先に展開できない。こうなると、勝敗は時の運、我慢し切った方が勝つ、という意識が支配する。しかし、それで負けると、やはり後悔が残る。

ーーーーー決め手のバックハンドをものにするーーーーー

 練習では、バックハンド強打を打つことができる。しかし、いざ試合になると、ミスを恐れてつなぐか、スライスを打ってしまう。押しのあるスライスを深く打てば、それも武器である。しかし、要所でバックハンドでウィナーを取れれば、上のクラスで勝負できる実感がある。

 理想はワウリンカの攻撃的なバックハンドだ。数十回も決める必要はない。1試合で数発、何なら、2〜3発打てれば十分だ。バックハンドで狙い澄ましたウィナーがあると相手に意識させるだけで、相当なプレッシャーを与えることができる。


ーーーーー今シーズンの目標到達点ーーーーー

① サーブ力の強化、現在の威力を保って確率を上げる

② 中ロブ合戦を脱して先に攻撃できるショットの習得

③ ウィナーを取れるバックハンドショットの発動


 これらは、どれも技術的に習得可能だ。練習では既に一定の確率で成功している。もしかすると、今のクラスなら、ミスの確率を減らす方が即効性が高く、勝率も高くなるかもしれない。しかし、それではステップアップは望めない。

 次回の試合までに、習得して実行したい。

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